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長期投資に暴落は必要

長期投資に暴落は必要

投資を始めてみたいけど

株式の暴落が怖い・・・

こういったイメージはありませんか?

株式の長期投資をやっていく上で

株式の暴落(株安)は必ず経験します。

しかし、実は長期投資において

株式の暴落は資産を増やしてくれる

という側面があります。

なぜなら、暴落局面こそ

多くの「口数」を積むことができるからです。

私がこれまでFPとして

1000を超える子育て世帯に

お伝えしてきた「口数」の概念を

例え話を交えて解説していきます。

この記事を読むと

暴落に一喜一憂せずに

長期での積立投資を継続できる

考え方が身につきます。

結論は、長期投資で資産を増やすなら

暴落は必要不可欠だということです。

長期積立投資に暴落は必要

皆さんが投資をしているとして
株式の暴落が起こったら
正直にどう感じますか?


まずい、資産が減ってしまう。
損切りしたほうがいいのでは。
結局、元本割れしてしまった。
これだから投資は怖い。

このように基本的には
マイナスのイメージを
持たれるのでは無いでしょうか。

確かに
短期一括投資の場合
株式の暴落は資産を
大きく目減りさせてしまいます。

しかし一方で
長期積立投資をしていく上では
株式の暴落は資産を増やしてくれる
といった側面があるのはご存知でしょうか。

今回の記事を
読んでいただくことで

なぜ長期積立投資をする上で
株式の暴落が必要なのか

ご理解いただけます。


POINT

長期投資をする上で
株価の暴落は資産を増やす側面もある


増えるのはどっち?

現在から10年後までの
値動きが分かっている
投資信託があるとします。

Aという投資信託
Bという投資信託

2つの商品です。

まず
Aの投資信託を見てみます。
こんな値動きをしました。







現在から10年後まで
一度の下落をすることもなく
順調に価格が上昇しました。

結果、10年後には
現在より10%も
価格が上がっています。


一方
Bの投資信託はどうでしょうか。
結果を見てみましょう。





Aの投資信託とは正反対の成績です。

価格は7年間下がり続け
5分の1までに減少。

その後
少し価格は回復しますが
それでも結果は
現在の2分の1になってしまいます。



皆さんには特別に
10年間の値動きが
分かっているとします。

そこでクイズです。


皆さんが積立投資をするとして
より資産を増やしてくれるのはAとB
どちらの投資信託でしょうか。







少し考えてみてください。

投資の成果を表す公式

いかかでしょうか。

私はセミナーや個別相談で
いつもこのクイズを出してみるのですが


どう考えても
Aに決まってるでしょ!


という答えが圧倒的に多いです。
皆さんはいかがですか?


答えの前に
まず皆さんに
お伝えしておきたい
ことがあります。


それは

投資の成果は次の公式で表される

ということです。
その公式とは




です。


私たちの投資の成果を決めるのは
「最終価格」と「購入口数」の掛け算です。



「価格」というのは
ここではざっくり
「株価」だと思っていただいて構いません。

多くの方は


投資というものは
株価で全てが決まってしまう。
株価が下落したら損するんだ。

と思っています。
ある意味、当然の考えかも知れません。


しかし
あまり聞き慣れない
口数という概念も

積立投資を始める上ではとても大切な要素
となります。


口数の概念を理解できなければ
長期投資はまず成功しません。

一方で
この考え方さえ知っていれば
投資を長期で続けていける可能性が高まります。

今回は例えを使って説明していきましょう。


POINT


・投資の成果は「価格×口数」
・長期投資では口数はとても重要。


りんごは何個買える? ~Aさんの場合~




AさんとBさんは
りんごをたくさん売って
儲けようと思っています。

売るためにはまず
仕入れが必要です。

仕入れに使える予算は
1回1000円。

これを10回繰り返して
できるだけ多くのりんごを
仕入れたいと思っています。


まずは
Aさんから見ていきましょう。

Aさんが仕入れた時の
りんごの価格の動きは
こんな状態でした。





Aさんが10回に分けて
仕入れを行っている間
りんごの価格は

100円
101円
102円
103円
104円
105円



110円

と少しづつではありますが
着実に上昇していきました。

POINT


りんごの価格は上がり続けた





ではこのケースでは
Aさんは合計で何個のりんごを
買えたことになるでしょうか。



考え方は、単純な算数です。
仕入れの予算は毎回1000円。

1回目の仕入れでは
りんごは100円ですから
1000円÷100円で10個買えました。

2回目の仕入れでは
りんごが101円に値上がりしています。
1000円÷101円で9.9個。


※実際には9.9個といったような
買い方はありませんが
例え話のためご容赦ください。


3回目も値上がりしていて
りんごは102円になっているから
1000円÷102円で9.8個買えた。


こういった具合に

りんごが値上がりしていったから
同じ予算でも買える個数は少なくなっていく。


ここまではご理解いただけるでしょうか。


では合計を見てみましょう。
こうなります。







Aさんは仕入れ予算
合計10000円を使って
約96個のりんごを
仕入れることができました。

仕入れた96個のりんごを
販売していきましょう。


りんごの価格は最終的に
1個110円になっていますよね。

つまりAさんは
96個のりんごを
110円で販売することになります。

全て販売したとすると
売上はどうなるでしょうか。

りんごの価格110円
販売個数96個で
売上は10560円となります。


一方で
利益はどうでしょうか。

Aさんが仕入れに使った金額は
1000円×10回ですから
10000円となりますよね。

売上金額10560円から
仕入れ金額10000円を引くと
残るのは560円。


これが今回
Aさんが得た利益となります。



※例え話ですので税金や諸経費等は割愛しています。
ご了承下さい。

りんごは何個買える? ~Bさんの場合~

ではBさんの場合を見ていきましょう。

Bさんが仕入れた時の
りんごの価格の動きは
こんな状態でした。



価格が上がり続けたAさんの時とは違って
どんどん下がってしまっています。


100円
80円
60円
50円
40円
30円
20円


と、大きく価格が崩れました。

ただし最終的には
50円まで回復しています。


ではBさんのケースでは
いったい何個のりんごを
仕入れることができたでしょうか。


Aさんと同じく仕入れの予算は
毎回1000円とします。


1回目の仕入れでは
りんごが100円ですから
1000円÷100円で10個を買えます。


ここまではAさんと同じですね。


しかしここから
状況が変わってきます。

2回目の仕入れでは
りんごは80円になっています。

予算は1000円ですから
仕入れ可能な個数は
1000円÷80円で12.5個となります。

3回目はりんごが60円になりました。
1000円÷60円で16.7個の仕入れ。






7回目に至っては
りんごの価格が20円まで
大きく崩れています。

ただし、仕入れ個数としては
1000円÷20円で
なんと50個も仕入れることができました。


Bさんのケースでは
りんごの価格が崩れたことで
同じ予算でより多くのりんごを
仕入れることができました。


それでは仕入れ個数の
合計を見てみましょう。







Bさんは
約246個のりんごを
仕入れることができました。

96個の仕入れだった
Aさんより多いですね。

価格が崩れたことによって
同じ予算でも多くの仕入れができました。



しかし、問題は価格です。


Bさんの場合
もともと1個100円だったりんごが
半額の50円まで下がってしまいました。



この状態で246個のりんごを
すべて販売できたとすると
売上はどうなるでしょうか。


販売個数246個で
りんごの価格50円ですから

売上は12300円となります。



不思議なことに
りんごの価格が上がり続けた
Aさんの売上(10560円)よりも

価格が下がり続けたBさんの方が
売上が高くなっています。

なぜなら
価格は下がったけれども
Aさんの販売個数(96個)より
2.5倍以上も多く売れたからです。


POINT


販売価格はAさんの半額(50円)でも
販売個数が2.5倍以上になった




では
利益はどうでしょうか。

Aさんと同じく
仕入れに使った金額は
1000円×10回ですから
10000円となります。

売上金額は12300円で
仕入れ価格10000円を引くと
残るのは2300円。




売上、利益ともにBさんの方が
良い結果となりました。


大切なのは【りんごの数】

長期積立投資に大切な概念である
口数の意味をお伝えするために
りんごの例えを見ていただきました。

この結果を
不思議に思われた方も
多いのではないでしょうか。



なぜ価格の上がり続けたAさんより
価格の下がり続けたBさんの方が
売上・利益ともに良い結果になったのか?


それは
Bさんのパターンでは

りんごの価格が安くなったことで
たくさんのりんごを仕入れ
販売することができた


ということです。


もう一度
冒頭のクイズを見てみましょう。





皆さんが積立投資をする時
より資産を増やしてくれるのはAとB
どちらの投資信託でしょうか?





もうお分かりですよね。

積立投資なら
AよりもBの方が資産が増えることになります。



長期積立投資に暴落は必要

なぜ短期投資ではなく
長期で積立投資を行った方が良いか
りんごの例え話から説明しました。

AとBの投資信託を見て
Bを選ぶ人はほとんどいないでしょう。

迷わずAを選択するはずです。

なぜなら一般的なファイナンシャル本
またSNSの投資情報の類はほぼ全て
短期一括投資の理論をもとに書かれていて

私達が目にする情報はほとんど
暴落は悪だという考え方だからです。


今回ご紹介したAとBの投資信託ですが
AよりもBの方が資産が増える

こんなことになると
困る人がたくさん出てくるわけです。

日本の金融機関が教えてくれない
長期積立という新しい投資理論の中で
資産設計を考えていくことが重要です。

POINT


・世の情報は短期投資をもとにしたものがほとんど
・長期積立投資では暴落は口数を増やす



株価の変動に一喜一憂せず
できるだけ長期で口数を積み立て
教育資金や老後資金を準備していきましょう。

今回も最後までお読みくださりありがとうございました。

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