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“バランス型”は本当に初心者向け?①

“バランス型”は本当に初心者向け?①

投資だけは絶対に手を出さない

そんな日本人の常識も

だいぶ変わってきた印象です。

しかし確定拠出年金の

ポートフォリオを見ると

「元本保証型」か「バランス型」で

全体の半数を占めています。

元本保証型は論外として

多くの方がバランス型を好んでいる理由は

何でしょうか。そして長期投資に

バランス型は向いているのか?

今回の記事では長期投資とバランス型の

相性について検証していきます。

私個人の考えとしては

長期投資にバランス型は

全く必要ないと思っています。

バランス型が大人気

私はFPという職業柄
多くの家庭で投資の相談をお受けします。

お勤め先の退職金制度に
企業型確定拠出年金(※)が
導入されていて

よく分からないけど
制度が入っているから
仕方なく投資をしている

こんな方も少なくありません。

※企業型確定拠出年金
退職金を自らの責任において、
投資信託などで退職金を運用する制度。


企業年金連合会(リンク参照)によれば

企業型確定拠出年金加入者の
29.1%が「元本保証型のみ」で
資産運用を行っています。

これは商品選択割合の第一位です。


そして第二位が「バランス型」で
19.5%となっています。

元本保証型に次いで人気の
バランス型ですが果たして
長期投資に向いているのか
検証しました。

この記事で分かること


・長期投資にバランス型は必要なのか




確定拠出年金統計資料(2022年3月末)-企業年金連合会

バランス型って何?

そもそもバランス型投資信託とは
どういうものでしょうか。

まっとうな金融機関で
投資信託を購入する場合
基本的に次の4つから商品を選択します。

・国内債券型
・国内株式型
・外国債券型
・外国株式型

投資初心者の方にとっては
「一体どれを選べばいいの?」
ということになります。

そんな初心者の方には
こちらがオススメですよ~
ということで出てくるのが
「バランス型投資信託」です。

バランス型投資信託は
国内債券だけ!とか
外国株式だけ!というように
ひとつの種類だけを買うのではなく

外国株式を全体の50%
国内債権は30%・・・

というように
複数の資産を組み入れている
投資信託です。

POINT


バランス型投資信託は
複数の資産を組み入れている



このバランス型投資信託は
いくつかの種類に分類されますが
この記事では

・資産配分変動型
・ターゲットイヤー型

の3つについて
それぞれ説明します。

①資産配分 固定 型



資産配分固定型とは
あらかじめ決められた資産の
配分を維持しながら運用する
投資信託のことです。

資産配分固定型は
必要に応じて自動にバランスの調整を行います。

ざっくり言うと
資産の配分がずっと変わりません。

例えば
外国株式の割合は50%!と決めたのに
資産の価値が変動して60%になった。

一方で国内債権は30%と決めたのに
価値の変動で20%に下がってしまった。

そうすると
元の割合に戻るように
売却や購入を自動的に行います。

これを【リバランス】といいます。

リバランスでは一般的に
価格の上がった資産は売り
価格の下がった資産は買い増しをする
といった戦略をとります。

POINT


資産配分固定型は
あらかじめ決めた資産配分に従って
自動的にリバランスを行う


②資産配分 変動 型



2つ目は資産配分変動型です。

資産配分【固定】型では
基本的な資産配分を
あらかじめ決めていました。

一方でこの資産配分【変動】型は
フレキシブルに資産配分の割合を
調整・変更するバランス型の投資信託です。

例えば株価が上がっている面では
株式をたくさん買って割合を高めます。

株価が下がっていたら
株式を売って債券の比率を高くし
価格変動を抑えようとします。

このようにフレキシブルに運用するのが
資産配分変動型の特徴です。


固定型と変動型では
最近では変動型の方に注目が集まっている印象です。

株価が下がっているときでも
良い成績を出しているファンドもあり
人気が高まっています。

ただし変動型の成績は
ファンドマネージャーの手腕による所が大きく
ファンドによって較差が広がっているのも実情です。

変動型については
ファンドマネージャーの目利きに
自信がある人向けとも言えるでしょう。

POINT


資産配分変動型はファンドによって較差がある



③ターゲットイヤー型



ターゲットイヤー型は
とりわけ確定拠出年金での取り扱いが多い
バランス型投資信託です。

ターゲットイヤー型では
【目標の年】を選択します。

たとえば退職年齢が2065年だとすると
2065年に向けてパフォーマンスが最大になるよう
資産の配分を段階的かつ自動的に変更します。

20-30代といった若い時には
株式などの高リスクな資産を多く保有して運用し

退職年齢が近づくに従って
リスクの高い資産の割合を下げ
債券や預金といった
価格変動の少ない資産の割合を上げていきます。

目標年に到達すると資産の全てを安定運用に切り替えます。

若いうちに積極的にリスクを取りリターンを獲得し
目標の年に向けてだんだんとリスクを減らしていく戦略と言えます。

POINT


ターゲットイヤー型では
退職年齢にパフォーマンスが最大になるよう
資産を組み替えていく


まとめ

今回はバランス型投資信託が
長期の資産形成に投資にふさわしいのか
検証していくために
3つの種類をご紹介しました。

次回は
なぜ個人的にバランス型を推奨しないのか
解説していきます。

今回は短めでしたが
最後までお読みくださり
ありがとうございました。

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